遺品の整理ができない理由とは？遺品整理にも色々な方法がある

家族や親戚など、身近な方が亡くなったときには遺品整理を行わなければいけません。

しかし、様々な理由から遺品整理が思うように進まない、どうすればいいか分からないということもあるでしょう。

遺品整理ができない理由について知り、その方法についても知っておくことは重要です。

遺品整理ができない理由

遺品整理はいつかはしなくてはいけません。

故人が賃貸に居住していた場合には整理に期限も伴います。

しかし、遺品整理は単なる荷物の整理とは異なり、自分の荷物の断捨離や引越しのようには進まないことも多いのです。

遺品整理は故人に関する事柄でもあり、故人が大切にしていたもの、また相続人が残しておきたいものなど精神的な要素が関わってきます。

相続という法的な問題も関係してくるので、残しておかなければならないものもあります。

遺品には衣類などの日用品はもちろん、家具や家電といった大型なものもあり、故人の全ての所有物を処分しなければならないため、一体どうすればいいのかと途方に暮れてしまうこともあるでしょう。

遺品整理の方法

遺品整理ができない、進まないのには精神的要因や物理的要因など様々な理由があります。

その要因に対処しながら遺品整理を進めていくための方法を紹介します。

気持ちの整理がつかない

遺品整理が進まない理由で一番多いのが「気持ちの整理がつかない」ということです。

大切な家族や親戚が亡くなったのですから当然のことなのです。

故人が大切にしていたものを処分する罪悪感や寂しさで整理が進まないのは珍しい話ではありません。

「心の整理をしてから遺品整理を行う」よりも、「遺品整理をしながら心の整理を行う」と考えましょう。

荷物が多すぎて手に負えない

遺品整理の特徴は、整理する荷物の多さにあります。

仕分けをして、そのほとんどを何かしら処分する必要があります。

何が不要で何が必要かを判断し、それに応じた処分方法で処分をするというのは非常に手間がかかります。

仏壇など、処分方法さえわからない場合もあり、手に負えないという方もいるでしょう。

このような場合は思い出の品は一旦手放しておき、書類などから整理していきましょう。

書類は相続に必要ですので慎重に行います。

日用品、家具家電で捨てるもの、リサイクルに出すものを分け、最後に思い出のあるものを検討していくと良いでしょう。

遺品整理業者

遺品整理は単に荷物の整理ではなく、相続やゴミの処分、リサイクルなどがあり、手間のかかる作業です。

期限のある場合もあります。

このような場合には、遺品整理業者に依頼するのも方法のひとつです。

整理業者であれば、処分に難しい大きなものや家電なども全て任せることができます。

業者によっては買取もしてもらえますし、部屋の掃除や処分方法の難しい仏壇などの相談にも乗ってもらえます。

まとめ

家族や親しい身内が亡くなった場合には、悲しい思いの中で供養や相続などを同時に行っていかなければいけません。

中でも遺品整理は大きなウェイトを締めますが、なかなか進まない場合には専門の遺品整理業者を有効に利用するのも良いかもしれません。