遺品整理業者とは、亡くなった方の残した物の整理に関わる業者です。
しかし、具体的にどのような業務を行ってくれるのかが分かりにくいという側面もあります。
また一口に遺品整理業者と言っても、遺品整理のごく一部を専門的に担当するところから供養などの遺品自体に直接関係しない業務を請け負ってくれるところまで、非常に幅広く存在します。
そこで以下の疑問について知っておくことが大切です。
一般的な遺品整理業者に焦点を絞って解説していきます。
遺品整理業者のしてくれることは多岐に渡りますが、おおよそ全ての遺品整理業者に共通する内容は2つあります。
遺品のある部屋を片付けることと、片付けた後の遺品の仕分けを行うことです。
通常のハウスクリーニングと異なり、基本的に指定された範囲の物を全て回収するまで作業を行ってくれます。
また不用品回収業者とも異なり、遺品を取り扱う都合上、不用品でも丁寧な作業が行われます。
仕分け作業では、主に不用品か否かの分類と不用品の回収を請け負っているケースが多いです。
他にも部屋の清掃や貴重品の買取など、様々な追加サービスを行っている業者もありますが、基本的には片付けと仕分けの2つが主な作業内容となっています。
より徹底的に行ってくれる不用品にも丁寧なハウスクリーニングのようなもの、と考えておくと分かりやすいかもしれません。
遺品整理業者に頼む方法は非常に簡単です。
電話や公式サイトなど、各遺品整理業者毎のフォームから依頼するだけで基本的には問題ありません。
最初の依頼をした時点で、遺品整理業者のプロが状況を確認して査定を行います。
そして見積書を提出してもらい、確認の上で契約すれば依頼は完了となります。
査定や見積書の部分は基本的にはプロが行ってくれるため、自分でやることは最初の連絡のみと、非常に簡単に依頼することができます。
遺品整理業者に頼む前に、一つだけどうしてもやっておいた方が良いことがあります。
それは遺品を仕分ける種類を決めておくことです。
廃棄したいもの、まとめて保管したいもの、日常的に今後使いたいもの、仲の良かった人にあげたいものなど種類は様々ですが、あらかじめ決めておくことで遺品整理業者が非常にスムーズに作業を行ってくれます。
それぞれの種類に当てはまる条件も決めておくと良いでしょう。
壊れているものは廃棄、思い出の写真はまとめて保管するなど色々考えましょう。
遺品整理業者とは、亡くなった方の部屋の片付けと遺品の仕分けを行ってくれる業者です。
依頼自体は非常に簡単にできますが、その前に仕分けの基準だけはしっかりと決めておきましょう。